BIPROGY(ビプロジー)プレゼンツ

川畠成道(かわばたなりみち)ニューイヤーコンサート 2026パンフレット

川畠成道(かわばたなりみち)ニューイヤーコンサート 2026パンフレット

BIPROGY(ビプロジー)プレゼンツ
川畠成道(かわばたなりみち)ニューイヤーコンサート2026

  • 2026年1月31日(土) 13:30開演(12:45開場)
  • 浜離宮朝日ホール 音楽ホール
〈出演〉
川畠成道 かわばたなりみち(ヴァイオリン )
須関裕子 すせきひろこ(ピアノ)

〈主催〉川畠成道音楽事務所
〈協賛〉BIPROGY株式会社
〈協力〉社会福祉法人日本点字図書館、東京視覚障害者生活支援センター、株式会社テンポプリモ、ビクターエンタテインメント株式会社

ごあいさつ

 新春の候、皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 本日は、「BIPROGYプレゼンツ 川畠成道ニューイヤーコンサート2026」にご来場いただき、心より御礼申し上げます。
 BIPROGYグループは、川畠成道さんの音楽性、平和への願い、医療・福祉・教育分野での社会貢献活動や若い人の育成などの活動に共感し、1998年のデビュー以来、オフィシャルパートナーとして歩みを共にしてまいりました。本コンサートでは、視覚に障がいのある方々をお招きし、社員ボランティアがサポートを行うことで、音楽の感動をより多くの方々と分かち合う場を創出しています。
 私たちは、2022年に新たな社名『BIPROGY』を掲げました。社名には、それぞれの人が放つ光を掛け合わせてまだ見ぬ世界を照らしだすという意味が込められています。その由来のとおり、私たちは『未来を照らす光』のような存在となり、社会的価値の創出に取り組んでまいります。
 本日のコンサートが、障がいの有無を超えて人と人がつながるきっかけとなり、持続可能で誰もが幸せに暮らせる社会への一歩となることを心より願っております。川畠さんのヴァイオリンの音色とともに、心温まるひとときをお過ごしください。

2026年1月31日
BIPROGY株式会社
代表取締役社長 CEO
齊藤 昇

新春によせて

 新年おめでとうございます。今年2026年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう心よりお祈り申し上げます。
 本日は歌曲王シューベルトの幻想曲を中心に「~優美なる名曲にのせて~ヴァイオリンで歌う」をテーマにお届けいたします。ヴァイオリン演奏には様々な技術が求められます。その中にはいわゆる超絶技巧といわれるものもありそれ自体華やかで聴きごたえのあるものです。しかし、それらはあくまで音楽を表現するための手段であり究極的にはヴァイオリンを通し哲学や精神性、さらには歌心などを表すために用いられるものです。作曲家がそれぞれの作品に込めたメッセージを、歌詞を持たないヴァイオリンでいかに歌うか、楽しんでいただければ幸いに存じます。
最後になりましたが、本公演開催にご尽力いただきましたBIPROGY株式会社、BIPROGYグループの皆様に心より御礼申し上げます。

川畠 成道

プログラム

前半
  • シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D 934
休憩  20分
後半
  • シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30より 第1曲 「アレトゥーサの泉」
  • エルガー:朝の歌
  • パガニーニ:ラ・カンパネラ
  • グノー:アヴェ・マリア
  • サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲よりカプリース Op.52-6
※やむを得ない事情により、曲目などが変更になる場合がございますので、予めご了承ください。

曲目解説にかえて
~川畠成道 みずからの言葉で~

F.シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D 934
1984年公開の映画「アマデウス」の主人公として一般に知られるようになったアントニオ・サリエリは生前、ウィーンの宮廷楽長としてヨーロッパ楽団の頂点に君臨していた。その一方で、ベートーヴェンやリストなどの音楽家を育てるなど後進の育成にも力を注いでいたという。シューベルトもまた10代の頃サリエリの指導を受けており、そうしたことが「歌曲王」と呼ばれる彼の作曲家としての方向性に大きな影響を与えたことは想像に難くない。シューベルトはベートーヴェンを特に尊敬していたが、作風に関してはベートーヴェンのそれを参考にしているとは考えにくい。若き日のシューベルトは、むしろハイドンやモーツァルトの音楽に親しんでおり、そうした要素の方が作品に反映されていると感じられる。生前のシューベルトは作品が評価されることも稀で、また生涯ただ一度の公開演奏会も同じ日に近隣でパガニーニの演奏会が行われたために全く注目を集めることはなかった。それでもなお、友人たちの支援を受け作曲活動を続け、20世紀に入った頃からは歌曲のみならず室内楽曲やピアノ作品などの器楽曲も一般的なレパートリーとして定着している。
この作品はシューベルトの最晩年に当たる1827年から28年にかけ作曲された。初演は当時の名演奏家であったスラヴィック(ヴァイオリン)とポックレト(ピアノ)によって行われたが、極めて革新的な作風であるがゆえか、あるいは作品自体の長大さのためか、あまり高い評価を得ることができなかったという。シューベルトによるヴァイオリンとピアノのための作品は5曲ほど存在するが、いずれの曲にも歌曲王といわれる彼の一面が垣間見える。この作品でもAndante molto における主題は1822年作の歌曲「私の挨拶を」からの引用である。全体が切れ目なく奏され、旋律が過去を回想するがごとく1曲を通して幾度も現れるところなど、幻想曲と呼ぶに相応しい作品だと思う。
K.シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30より 第1曲 「アレトゥーサの泉」
シマノフスキは19世紀から20世紀にかけて活躍したポーランドの作曲家。「アレトゥーサの泉」はギリシャ神話に基づき、水の精アレトゥーサと彼女に恋をした河の神アルペイオスの物語を音楽で描写した作品となっている。冒頭のピアノの細かな動きは河のせせらぎ、そしてヴァイオリンが沐浴をするアレトゥーサを表す。その後アルペイオスに追われたアレトゥーサは逃げ出すが、捕まる寸前、女神アルテミスの助けで地下水に姿を変え逃げ延びる。この部分冒頭の旋律が2オクターブ低く、かつ弱音器を用い静かに奏されることで表現されている。結尾部は後の展開を聞き手の想像にゆだねるごとく突然と締めくくられる。
E.エルガー:朝の歌
本作品は2つの小品Op.15として夜の歌と共に対をなす1曲として作曲された。
柔らかくあたたかな朝の光が差し込み何気ない日常に新たな1日への希望と期待を感じさせてくれる1曲である。
N.パガニーニ:ラ・カンパネラ
パガニーニのヴァイオリン協奏曲 第2番 3楽章をクライスラーが編曲した。演奏者によりテンポがかなり違うのが興味深い。数年前、陽気で冗談好きのイタリア人を思わせるような演奏を聴いたことがある。それもとても魅力的に感じたけれど、昔、聴いたウィーン風なおしゃれで粋な弾き方もいいものだと思ったりする。
C.グノー:アヴェ・マリア
1980年、8歳で命の危なかった見ず知らずの私のことを、我が子と思って献身的に世話をして下さった今は亡き、はる子さんのアメリカンネームもマリアンであった。2000年秋、20年ぶりに訪れたロサンゼルスのコンサートで、最後に演奏したのもこの曲であった。この曲を演奏すると、これまで辿ってきた道を思い、自分を支えてくれた多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいになる。J.S.バッハの《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲 第1番 ハ長調」にラテン語の聖句「アヴェ・マリア」を乗せ、1859年に作曲された。なお、正確には前奏曲1番の22小節目の後に1小節だけ新しい音形が加えられている。
C.サン=サーンス(イザイ編):ワルツ形式の練習曲よりカプリース Op.52-6
原曲は1877年にサン=サーンスによってピアノのために作曲された6つの練習曲の終曲「ワルツ形式の練習曲」である。ベルギー出身のヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイによってヴァイオリンのための超絶技巧作品として編曲された。イザイの代表作「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ」にもしばしば見受けられる半音階進行や効果的な技が数多く散りばめられており、イザイ独特の印象主義の影響が感じられる作品だと思う。

出演者プロフィール

川畠成道(かわばたなりみち) Narimichi Kawabata - violin

1971年、東京生まれ。視覚障害を負った幼少期にヴァイオリンと出会い、音楽の勉強を始める。桐朋学園大学卒業後、英国王立音楽院へ留学。1997年、同院を同院史上2人目となるスペシャル・アーティスト・ステイタスの称号を授与され首席卒業。1998年、東京・サントリーホールにおいて小林研一郎指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演でデビュー。その後、英国と日本を拠点にソリストとして精力的な活動を展開し、毎年数多くのリサイタルと国内外の主要オーケストラと多数共演を行っている。2004年、英国にてマリア・ジョアン・ピリス、ハインリッヒ・シフ等と共にチャールズ皇太子主催のリサイタルシリーズに邦人アーティストとして唯一人招かれ、英国人ピアニストとのデュオで高い評価を得る。2005年、イタリア・ボローニャ歌劇場にて開催されたボローニャ歌劇場室内合奏団とのヴィヴァルディ「四季」の演奏は、満員の観衆が総立ちとなる喝采を受ける。2006年は、ユベール・スダーン指揮ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の日本ツアーのソリストに起用された他、米国、中国等でリサイタルツアーを開催。2007年、スロヴェニア国立マリボール歌劇場管弦楽団との共演でヴォルフ=フェラーリ作曲「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」を日本初演、また同楽団のスロヴェニア公演でもソリストを務める。2011年には、欧州最高のオーケストラのひとつであるキエフ国立フィルハーモニー交響楽団の日本ツアーのソリストとして成功を収め、2013年、2019年にも再び共演するなど、着実な歩みを進めている。
CDは、1999年リリースのファーストアルバム「歌の翼に」(ビクターエンタテインメント)が20万枚の記録的大ヒットとなり各地で売り切れ公演が続出、大きな話題を集めて以来、2018年のデビュー20周年記念アルバム「J.S.BACH 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV1001-1006」まで15枚をリリースしている。尚、デビュー10周年記念CD「ザ・ベスト」と11枚目のCD「川畠成道|クライスラーを弾く」、13枚目の「無伴奏の世界|川畠成道」は、「レコード芸術誌」で特選盤に選ばれている。
「徹子の部屋」、「スタジオパークからこんにちは」などのテレビ番組にも出演。エフエム世田谷「川畠成道のレディオ・ストリングス」では5年間パーソナリティーを務めた。弦楽器専門誌 「サラサーテ」における連載は、2007年より継続、好評を得ている。
デビュー当初より音楽活動の傍ら、積極的に国内外でチャリティコンサートを行う。
中学音楽鑑賞教材や高校英語・現代文教科書、高校入試問題やNHKラジオ高校講座「現代文」に映像や文章が使用される等、社会派アーティストとしても多方面に影響を与えている。
文部科学省スペシャルサポート大使。日本弦楽指導者協会関東支部所属。
<川畠成道オフィシャルサイト https://www.kawabatanarimichi.jp>

須関裕子(すせきひろこ)Hiroko Suseki – piano

桐朋学園大学音楽学部卒業、同研究科を首席修了。16歳で第2回チェルニー=ステファンスカ国際ピアノコンクールにて第1位、併せてステファンスカ賞、遠藤郁子賞受賞。翌年ポーランド各地でリサイタルを行う。第18回園田高弘賞ピアノコンクール第3位。第16回宝塚ベガ音楽コンクール第1位。第3回国際室内楽アカデミー(ドイツ)にてグランプリを受賞。野平一郎氏プロデュース「ピアノ伴奏法講座」2008~2010年度受講生。ソリストとして、秋山和慶氏指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団、長田雅人氏指揮・ふじのくに交響楽団、新田孝氏指揮・ニッポンシンフォニー、鈴木秀美氏指揮・静岡交響楽団、東京フィルハーモニー室内合奏団と協奏曲を共演。NHK-FMやTOKAIケーブルネットワーク「静響アワー」等に出演。室内楽・アンサンブル奏者として国内外の音楽家からの信望も厚く、堤剛氏をはじめ多くの演奏家のリサイタルやCD等で共演している。2018年2月、初のソロCD「La Campanella」リリース。
これまでに穐吉慶子、故寺西昭子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、野平多美の各氏に師事。桐朋女子高等学校および桐朋学園大学非常勤講師(ナンバリズミック)。桐朋学園大学嘱託演奏員。

感染症対策についてご確認ください

感染症対策についてのお知らせとお願い
classic_guideline230421.pdf

「お客様へのお願い」

館内ではマスクのご着用を推奨いたします。咳や発熱など体調に不安のある方は係員にお申し出ください。感染症対策にご理解とご協力をお願い申し上げます。

コンサートインフォメーション

※本日ロビーにてチケットをお求めいただけます

川畠成道チャリティプログラム2026 川畠成道ヴァイオリン・リサイタル −限界の、その先へ− 

日時 2026年3月28日(土) 13時30分開演(12時45分開場) 
会場 浜離宮朝日ホール 音楽ホール
出演 川畠成道 かわばたなりみち(ヴァイオリン)
山口研生 やまぐちけんせい(ピアノ)
曲目
  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 「クロイツェル」
  • メシアン:主題と変奏
  • パガニーニ:モーゼ幻想曲
  •  グノー:アヴェ・マリア ほか予定
チケット代金 【全席指定】
税込 一般 S席5,500円 A席4,500円、 学生 3,000円
お問合せ
川畠成道音楽事務所 オフィス・ボー・トゥリー  TEL03-6438-9695(平日10時30分〜17時)

川畠成道オフィシャルファンクラブ「川畠成道の会」入会のご案内

当会は、ヴァイオリニスト川畠成道の活動をサポートする会です。
コンサートチケットの優先予約や、年2回発行の会報誌をお届け、そして秋には毎年恒例『ファンの集い』を開催いたします。是非、川畠成道を一緒に応援しませんか。皆様のご入会を心よりお待ち申し上げております。

お問合せ

「川畠成道の会」事務局
〒107-0062 東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山402号(川畠成道音楽事務所内)
Tel:03-6438-9695(平日10時30分~17時)
Fax:03-6438-9694
E-mail: bo-tree@kawabatanarimichi.jp

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