「ニューイヤーコンサート」と「15周年記念コンサート」の報告

昨年から今年にかけ、川畠成道はデビュー15周年を迎えることができました。応援して下さる皆様への感謝の気持ちを込めた演奏会より、紀尾井ホールで行われた『ニューイヤーコンサート』と、東京オペラシティでの『15周年記念コンサート』の模様をご報告いたします。

《日本ユニシス・プレゼンツ 川畠成道ニューイヤーコンサート2014》
2010年のニューイヤーコンサートにスタートした~ジャズとクラシックのニューイヤー~も「春」「夏」「秋」に続き、いよいよこの2014年をもちまして「冬」が出そろい、ヴィヴァルディ『四季』ジャズ編が完成を迎えました。川畠の代表曲でもある『四季』、デビュー15周年の今年にジャズ編が完結したことも嬉しい出来事の一つに加わりました。ピアノは鬼才ダニエル=ベン・ピエナール。そして編曲はジョナサン・カッツ氏。ジャズ編メンバーで贈る『四季』は、新年に相応しいお洒落で温かなステージとなりました。古典プログラムからは、川畠にとって初披露となったベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第3番。ピアノのダニエルとの掛け合いも絶妙に展開され、近年ベートーヴェンに取組む川畠成道の神髄が込められた演奏となりました。そしてこの日のもう一つの話題は、15周年を記念し収録されたCDより映画音楽を披露。年代を超え、シネマの世界へといざなわれた雰囲気は、少しいつもの感覚と違う琴線に触れたようでした。また、日本ユニシス様の多大なご協力のもと、このニューイヤーコンサートで川畠がデビュー当初より実現できている、視覚障がいを持つ方々へのご来場サポートや点字プログラム作成などのボランティア活動は、毎年一般のご来場の方々からも広く理解され好感をもった感想を寄せて頂いております。今年は10頭の盲導犬ワンちゃんもご来場の皆様とともにコンサートを聴いている模様がとても印象的でした。今後もこの活動を大切に続けていきたいと思っております!
※犬が苦手な方はチケット購入時にご遠慮なく申し出てください!ワンちゃんから離れたシートのご確認を!!

写真:終演後、日本ユニシスグループの方々と。デビュー当初より目の不自由な方々のアテンドをして下さっています。/ニューイヤーコンサート2014
写真:終演後、日本ユニシスグループの方々と。
デビュー当初より目の不自由な方々のアテンドをして下さっています。
ニューイヤーコンサート2014

《川畠成道デビュー 15周年記念コンサート チャリティープログラム2014》
昨年12月27日のキエフ国立フィルハーモニー交響楽団との共演に続き、東京オペラシティコンサートホールにてデビュー15周年記念コンサートが豪華ゲストと共に開催されました。ゲストにはピアノの仲道郁代さん、チェロの長谷川陽子さんをお招きし、まずは長谷川さんと成道さんのハルヴォルセン・パッサカリアで幕を開けました。息の合った鮮やかな演奏に続き、次はメンデルスゾーンのピアノトリオを披露。甘美なメンデルスゾーンの旋律と、3人が織り成す音楽が、一層15周年にふさわしい華やかさでステージと会場を包み込みました。3人でのトークも会場の笑いを誘いつつ和やかなムードでいっぱいに。成道さんにお二人からお祝いの演奏を頂き、プログラム前半が幕を閉じました。後半のプログラムは、15年来の共演者であり川畠が心から敬愛し続けている作曲家・ピアニストである寺嶋陸也さんとのステージ。クラシックの枠組みを超え皆様に楽しんでいただけるアルバムを作りたいという想いで収録・リリースしたCDより映画音楽を中心に、デビュー当初より大切に弾き続けているメンデルスゾーンの歌の翼にやグノーのアヴェ・マリアなどを演奏。川畠成道の成長と歩みを会場の皆様と共感できる特別な時間となりました。これも、デビュー当初より支えて下さった皆様と、素晴らしい共演者の方々のお陰であると心からの感謝をするとともに、更にこの先の新たな一歩を着実に踏み出したコンサートとなりました!!

写真:終演後、共演者の方々と一緒に。/デビュー15周年記念コンサート
写真:終演後、共演者の方々と一緒に。
デビュー15周年記念コンサート

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